最近気がついたが

何かを論ずる時に、高い確率で聞く言葉があります。

「元はと言えば…」

この言葉は、見た目上は核心を突いているので
それから続くセリフの説得力を大きく高めています。

しかし、最近気がつきました。

「がっつきたくない」と前に書きましたが、そう言う人は
その「元」から現在までのプロセスを、この言葉によって完全に無視している、と。
そしてそれ以前にもあるはずのプロセスも、完全に無視している、と。

つまり、自分の言わんとしていることを正当化させるために、
それまでのプロセスから都合の良いところだけを取って、
それが核心だと見せつける、そのためにこの言葉を使っているのではないか、と。

「一番嫌いな言葉」に、私はこれを入れることにしました。
出来る限り、使わないでいこうと思っています。
もし、この言葉を私が使っているシーンがあったら、ご指摘願います。