信用の無くし方

何年も前の話しなのですが、
トシが一回り違う知り合いの男性がいました。
この人は大変、面白いエピソードを披露される方で
おもろいおっちゃんやな、と思ってました。
しかし。


大学3年の初秋。
相手「おー。ひさしぶりー。ずっと見なかったねー」
私「2週間ぐらい旅行してましたよ。そうそう、ウルトラクイズに行ってきましたよ」
(1998年にあった「今世紀最後・アメリカ横断ウルトラクイズ」)
相手「へー。そうなんだ。俺、昔さ、ハワイまで行ったんだよ」
私「え?まじっすか?すごいっすね!」
相手「いや、大変だったよ。後楽園で○×クイズやって次の日はもう成田じゃない。荷物たくさん用意してさ…」


ウルトラクイズがちょっとお好きな方なら、
一発で相手の話が「大嘘」だというのがわかるでしょう。
これ以降、彼の「よくできた話し」を聴いたり思い出すたびに、
すべて「どうせ作りなんでしょ」という先入観が入るようになりました。
それも自然に、理由がつけられるほど。


ちょっと以前にも、私とトシの近いヤツで、似たような人がいました。
彼は話しを面白くするつもりでなのか、人を怒らせるようなウソをついてしまい、
それ以降、私は彼が話したことのほとんどを疑っています。



「ネタ」ではなく「ウソ」で自分を面白い人間・凄い人間に見せようとする人。
私はこういう人が、大嫌いです。
もうさすがに、周りにいないとは思いたいのですが。


(言っておきますけど、水商売は例外ですよ。ウソが仕事なんですから)