心から行って良かったと思う

金曜から今日まで帰省。
今回は中学時代の同窓会(学年単位)に出席するため。


公立の中学校に行っていたので会場のホテルもその近く。
ロビーに行くと既にいる連中が私を見つけ呼んでくる。
14年も経ったし、ほとんどの連中は会っていないのに
みんなよく覚えているもんだ。


ただ、当時のあだ名で呼ばれるのは勘弁だが(笑)。
もうウチの親もそう呼んでないんだし。


参加者は各クラス、およそ10人ずつと先生が3人。
正直、上手くとけ込める自信がなかったが、
男子連中は向こうから話しかけてくれる人が多く、
(それだけに名前が出てこない人が多かったのが本当に心苦しい)
2時間、たいへん良い時間を過ごさせてもらった。


それにしても、30手前の連中ばかりである。
大半は結婚or×1。
名字の変わった女子がいっぱいいて、
旧姓で話すと向こうも違和感があったようだ。
まあ、結婚したことを今まで知らなかったんだから
こちらは旧姓の方が自然なのだが。


少ないながら、幼稚園〜中学と仲の良かった人がいたのが一番ホッとした。
高校・予備校・大学まで同じだった女子もいたし、
小学生の頃、地元のクイズ番組にグループで一緒に出たヤツもいた。
そんな彼らとの昔話も、とても楽しかった。


14年という間隔は面白いモノだ。
ウチの中学はやんちゃな連中が多かったのだが、
相変わらずそのままなヤツから、ビックリするぐらい普通になった人まで。
変わる人は変わるが、面影はそのまま。
それと女性陣、綺麗になった人が多い。
別にコレといった下心とかはないが、
純粋に「あれ?昔と全然違う!」ということが少なくなかった。


会場に入り際、隣のクラスだったSさん(旧姓)と話したら、
どうやら今、ご近所さんらしい。
率直に驚いた。
「他にも東京あたりの人いないかな」と話していたが、
お開きの頃までには見つからなかった。
二次会には行かないので帰り際、彼女に
東京戻ったら連絡ちょうだいなと話していたら、
同じクラスのOさん(旧姓)が
「ねえねえ、東京なの?アタシ川崎!」
二人で「え〜!」と驚く。
もっと早く言ってよ、と思いつつ
「また東京で」と二次会に行く連中から離れた。


帰り、ちょっと遠回りをして、昔歩いた界隈をブラブラする。
無くなったものは多い。
通りの形は一緒でも、そこに見えるモノはだいぶ違った。
昔、お世話になった本屋やゲーセンはすべて無くなっていた。
(あばら屋がそのままだったのはびっくりしたが)


母校の小学校の前を通りかかった。
凄く懐かしくなって、脇の公園(コレも昔からある)からグラウンドに向かった。
公園のさらに隣は農地だったところにスーパーが建っていたが、
自分の目に入った校舎とグラウンドは、17年前と変わらなかった。
確かに昔、この校舎で勉強し、このグラウンドで走り回っていた。




本当は、同窓会の類とか、行くつもりは全くなかった。
特に昨秋の、大学の同窓会で痛い思いをしているので、
多分そう言うのは行かないだろうな、と思っていた。
その後、祖母が亡くなり、
「帰れるときには、帰らないと」という思いが強くなったときに、
同窓会の誘いのメールが来た。
誰が来るか分からないけど、行っておこうかな、と言う気持ちになった。


そこに、自分の居場所はあった。
空白になった部分に、ぼんやりとでも元の色が戻ってきた、
そんな気がした。


幹事を務めたS君、本当にお疲れ様。そして、お誘いをくれて本当にありがとう。
またあったとして、行くかどうか、行けるかどうかは分からない。
でも、本当に「行って良かった」と、強く思っている。