久々に虚無感が

夜、大した件ではないが用があったので先輩ライターに電話。
そしたら向こうはやけに盛り上がっている。
変に高いテンションだし飲んでいるなと思ったら、
向こうが「今ね、○○と○○と○○…と飲んでいるよ」と楽しそうに。
空欄に入るのは、先輩がかつて担当を務め、
私も読者投稿していた雑誌の常連であり、
かつて(10年ちかく前)インターネットを介して仲良くなった皆さんの名前。


向こうは相変わらず盛り上がっているが、その途端からこちらは
強烈な虚無感に苛まれた。


別に彼らからハブられたわけでもないのだが、
6・7年は連絡を取っていない人ばかり。
どうやら、私のことは覚えて下さっているようだし、
私も向こうのことはほとんど覚えているが、
上京してから誰とも会っていない。
避けたわけでもないし、誘われてもいない。


気分が複雑になってくる。
「やっぱり俺って呼ばれないんだな」
「まあ、縁遠くなった人たちだし、当然と言えば当然か」
「でもやっぱり、あの頃の自分は決して周りと仲良かったワケじゃないのかな…」


向こうは酒の勢いで、よくわからないテンション。
先輩は気を利かせてくれたのか、他の人に電話を回して話させようとしている。
みんな、多分ハイテンションなら愉快になれるネタを言う。


しかし、私のテンションは急降下し、とても食いつける状態ではない。
そこにこうやってたたみかけられると、もっと気持ちが追いつかなくなる。
なんとかしようにも、なんともならない。


電話を切った後、残ったのは寂しさだけだった。
彼らが悪いわけではない。
でも、どうしたらいいかさっぱりわからない。


一人になりすぎてしまったのかな。