しゃべることが生業なら

http://natalie.mu/news/show/id/15731


この放送を聴いていたわけではないのですが、
どうしても気になったことなので。


いきさつはmixiに載っていた内外タイムスの記事によれば
エレカシ・宮本さんのアルバムを聴いたDJさんが
アルバムの評価を
「メインディッシュばかりで食べにくい。でも聴いてみるとこんなにおいしい物はない」
と、料理にたとえたことに宮本さんがキレた、ということです。
特に「食べにくい」の部分に。


公共の電波で、生放送で話しているにもかかわらず
いい大人が……というところももちろんありますが、
やはりDJさんの言い方に問題があったのではないかと思うのです。


DJの方は「とてもいいけど、単純に『いい』では伝わらないだろうから」という
理由で表現を広げようとしてこのような言い方をしてしまい、
地雷を踏んだ結果になったのでしょう。
しかし、本当に「いい」んだったら、
なぜ「食べにくい」というマイナス表現が入ってしまったのか。


私自身、過去にこういう失敗を経験したのですが、そのときに
「本当にいいと思うならマイナスな言葉はいらない」
と教えられました。
書き言葉は、文章全体の点と点をつなげて線になったものを見るものだと思いますが、
逆に話し言葉は、その点一つ一つを見るものだと思います。
話し言葉で、そうしたマイナスは致命傷なのでしょう。


改めて「話し言葉」が難しいことを感じさせられました。