お金で買う物
「メシでもどう?」と学生さん数人を誘う。
遅い時間ながら馬鹿話に花が咲く。
声かけたのが自分でもあるし、ある程度払わせてもらう。
最近、こんなときの会話に実はすごく幸せを感じている。
別におごることで優越感があるとか、
そんないやらしい物ではない。
どうやら、純粋に「話す時間」を自分は欲しているらしい。
一人暮らしがもうすぐ3年になる。
勤め人でもないから、普段がひとりぼっちの生活。
引きこもれない自分としては「よく続いているな」と思うが、
それにしても精神的には息詰まる。
さらに、自分は友人を作るということにかなり不器用。
そんなとき、半ば強引な手段ではあるが、
こうして見知った人たちと話しているのがかなり幸せである。
この時の出費は、「時間」と「御礼」への対価なのだろうか。
少なくとも、一つだけハッキリ言えるのは
「ワガママにつきあってくれてありがとう」という言葉だろう。
あと「終電オーバーさせてしまってごめんなさい」も。