再開してみます

なんか色々と書きたいことが沸いてきたので。日常話はツイッタで。


しばらくはクイズ関連の話を。
私は20代後半、主にクイズ研究会に所属する人たちを対象としたイベントを運営していました。
そのとき培った運営ノウハウや、主催する人間としての心構えは、今でも大きな糧となっています。


ただ、なんかそのことをきちんと考えていない人が少なくないな、って思うんですよ。
それについて、少しでも多くの人に考えてもらいたくて書いてみます。


私は26歳〜29歳のときに「BAD」というクイズイベントを運営していました。
ご存じない方に説明すると
「一問でも間違えたら失格」
です。
ハードルは非常に高いですよね。
それをイベントとして立ち上げたのが、この私です。
まあ、あれですよね。ガキなところが抜け切れていない私を見て「まじめなことやるとは思えない」というのと、
決して名の通った人間ではないので「佐々木って誰?」の反応がほとんどだったでしょう。
私もそれは覚悟していました。


ただ、自分は「真面目でムダのないスタイリッシュなもの」を作っていました。
それを理解してもらいたかったのですが、ここで言葉を多くするとかえって安っぽくなってしまうと考え、
ほとんどコメントはしていません。


一部のルールだけ公開し、あとは当日来てのお楽しみ、としました。
こんなブラックボックスながら、第1回の当日参加者は59人。
ギリギリ目標に届かなかったぐらいです。
ただ、手応えはありました。参加者の「これは思っていたものと違う」という反応も感じることができました。


その後も、多くを語らないスタンスは貫きましたが、
回を追うごとに参加者が増えていったのは本当に嬉しかったです。
言葉にはしませんでしたが、皆様には心底、感謝していました。


まあ、自分のイベントについて喋りたくて喋りたくて仕方がありませんでした。
しかし、自分が言葉を尽くしたら、ここまで盛り上がることはなかったでしょうね。
絶対安っぽくなってしまうから。
他にも、上手く行ったと思う理由は多々ありますが、それはまた次回。